吉川英治の著した「三国志」に、「善性」「悪性」っていう言葉が出てくる。
これは人間の根の部分に関する言葉で、「基本的に善い人間」なのか「基本的に悪い人間」なのかといったことだ。
今日、友人の親父さんが亡くなったという知らせを受けた。俺は何度かその親父さんと接したことがあるが、俺がその親父さんに関して覚えていることと言えば、極度の酒飲みで、神経のか細い「善性」な人だったということだけだ。
善性な人が死ぬ。善性にも関わらず死ぬ。そこに酒が絡んでいる。なぜ酒なのか、俺には解らないでもない。
あの親父さんがそんなに遠くない未来に亡くなることはわかっていた。わかっていたが物凄くショックだ。
喪に服す。
喪に服す
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