俺は、俺という人間は『人間』としてはかなりの不良品だと思っている。従って、俺は俺という人間をあまり好きではない。いや、はっきり言って大嫌いなので、人に対して声を大にして「俺って奴ぁオススメですぜ!」なんてことは口が裂けても言えない。が、自分で自分のことをひとつの存在、例えば一枚のレコード、『作品』として捉えた場合には、俺は俺という人間は決して捨てたもんじゃないんじゃないか?と思えているがゆえに、人に対しても「俺って奴ぁ結構オススメですぜ!」なんてことは声に出しては言わないまでも、言わないだけで実は漠然と、しかしながら確実に、子供の頃から連綿と思っていたりする。
俺は、俺のたった一度きりの人生は、俺として、『和田一憩』として生きるより他、選択肢はない。んなことは考える前にわかっている。そして、繰り返すようだが、自分で自分のことを考えた場合に、思い付く限り全ての角度から自分自身を見つめた場合にも自分自身のことが嫌い、大嫌いかというと、それはそれでまた違うし、だからゆえに生きていけてるんだということもこれまた事実だと思う。
ところで、人にはそれぞれに「フィールド」ってもんがある。少しでも自分で自分のことを好きでありたいのならこの「フィールド」、「自分のフィールド」ってのを今一度深く掘り下げて考えるべきだと思う。
自分という人間をどう捉えて、自分の願望を踏まえた上で自分の人生の流れをどう見て、自分自身をどんなタイミングでどこに連れていくのか。
わかんねえ。さっぱりわかんねえ。考えれば考えるほどにさっぱりてんでわかんねえし、こうやって書けば書くほどに迷宮入りしていくけれど、答えなんて出ようが出まいが考え続けることに意味が、意味的なものがあるということだけはわかる。
考えなくなったら終わりだ!
ラビリンス
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